その1は
こちらその2は
こちらその3は
こちら(前回までのあらすじ)
広島〜愛媛を結ぶ"しまなみ海道"を
自力で渡るんや!と勇ましく
レンタサイクルのママチャリで走り始めたヒロムさん。

しかし真夏の太陽は容赦なく彼の体力を奪わんとする。
さらに「日焼けもカッコいいかもミャハ彡☆」とノースリーブで
無防備にさらした腕はヤケド状態で結構かわいそうな感じね。

そんなほてり気味の1日目は生口島のユースホステルで一泊して、
翌朝ゲンキに出発してさらに大三島へ。
そこからさらに伯方島へと駆け抜けるのである!
灼熱の太陽に焦がされながらひたすらチャリをこぎ続ける。
伯方島は短い距離で抜けることができるため、
あっというまに海道最後の島となる、大島へたどり着きました。

そして今度は最後の橋、大島〜今治間に架かる
来島(くるしま)海峡大橋を目指してひたすらヒーコラ。
毎度のことながら、橋へ上がるための坂道は辛い。
たまに尋常じゃなくキツい傾斜の坂もあって、
ママチャリは向いてないと思われ。しかも上まで距離あるし。
下りはもちろん楽なんだけど。
おっと、あらためて紹介しときます、
俺のチャリンコ流星号。(適当)

いちおう3段ギアつきですがやっぱママチャリです。
普通にジャスコへ買い物にでも行きたくなる。
そんなアウトドアに不向きなチャリでも
2日間ともに旅してるから親しみが…あんま湧かない。
ちなみに俺、夏の旅の服装は
とにかく軽装!ってのを心がけていて、基本的に
東京とかの都市以外はスポーツサンダルです。
かかと付き?のやつ。

暑いの蒸れるのイヤだし、
これだと靴下もいらないから荷物も減るし。
雨がよく降る地域でもこれだと精神的ダメージが少ないし。
それはそうと今日も暑すぎるわ、汗は滝のように流れるわで
真倉ヒロムの正直しんどい。
顔はやや日陰になるものの頭頂部を隠せないサンバイザーなので
直射日光にやられて意識はもうろうとして
どうでもいい事ばかりに気を取られてしまいます。
たとえばこの標識…

ん………?

うわぁぁぁーーーーー!!!!
この頭のカタチはなんだかよくないーーーーー!!!!
っていうかどう見ても人さらいーーーーー!!!!
それからこのオブジェ…

うわぁぁぁーーーーー!!!!
タイ焼きみたいでなんだかうまそうーーーーー!!!!
タイはタイでもイシダイやなぁぁぁーーーーー!!!!
真倉クンの座布団ぜんぶ持ってってーーーーー!!!!
そんなこんなで暑さにラリってしまう俺ですが、
なんとか最後の来島海峡大橋までたどりつきました。

この吊り橋はなんと4kmもあるのです。
歩いたら1時間、ホントによくこんなの作るなと感心。
橋の真ん中へたどり着くまでは緩やかな上り坂、
チャリンコだと、これまた結構キツいんですってば。

ふと眼下を見やればプライベートビーチのような
人気(ひとけ)のない浜辺を発見。
本当にキレイで、気持ちが良さそうです。
降りれるものなら降りてみたかったなぁ…。

それにしても、うーん、景色が素晴らしい。
海海島島海島島。島国だなぁ日本は。
しんどかったけど、この眺望を見ることできただけでも
来てよかったと思うよ。
潮風に吹かれて、坂を下ってそしてついに今治へ到着!
しまなみ海道をなんとか横断できやした!
ここからの下り坂はその前に頑張って上ったぶん、
長くて颯爽と駆け下りることができるから、気分も最高。
ヒャッホ〜イ

上の写真はわりと自然に撮られた感じだけど、
その自然さを演出するために道路脇の植え込みに携帯を置いて
セルフタイマー(10秒)をセットし、シャッターを押したら
慌てて戻って坂を上がり、またすぐ下って写真に収まるという
結構いやらしい小細工してます。
ってゆーか一人旅なんやし
誰も撮ってくれへんししゃーないやん!!!(逆ギレ)
そんなワケでチャリの旅もいよいよ終わり。
JR今治駅でチャリを乗り捨てます。
別にゴミのようにポイっと捨てるわけではなくて、
すでに尾道で乗り捨て料1000円を払ってあるから
わざわざ引き返して借りた場所に返さずとも、
道中の決められた場所に返却すればいいのです。らくちん!
ちなみに帰りは松山からフェリーで大阪に帰る予定なので
愛媛側で乗り捨てたのであります。
元気な人はもちろん広島へ引き返してもいいと思います。
しんどいと思うけど。バスとかで移動もできたはず。

今治で腹ごしらえをした後は予讃線で松山へ向かい、
そこからは路面電車での移動です。

街の中をゆく路面電車、なかなか渋くていいです。
旅行者は1Dayチケット(¥400)を買っておけば
乗り降りし放題なので、気軽にあっちこっち行けますな!
そして松山といえば城と温泉です。
日焼けして痛い腕に苦しみながら松山城へ向かいます。
エアコンのないロープウェーで斜面を昇り、
石の階段を上がってゆくと市内を一望することができます。

あー気持ちいい。
知らない土地の、高い所からの風景はイイ。
そのへんで売ってた愛媛名物『いよかんソフト』もうまい。
さらに奥へ進むと天守閣へのゲートがあり、
500円払うと中に入ることができます。全ては金!

外観はどっちかいうたら地味め。
でも中は、さすがに400年近くの歴史がある城。
重厚な佇まいに心を奪われます。
窓からの眺めもなかなかのものです。




中には数々の武器や鎧、掛け軸などが展示されていて、
歴史好きなら観る価値のあるものばかり。
俺は歴史好きってわけではなく、古い物が好きなんだけど
やっぱ見てるだけでも楽しかった。

俺はこの掛け軸にいちばん心を惹かれました。
雪月花…いい言葉だ
雪月花(せつげつか、せつげっか)は、
白居易の詩「寄殷協律」の一句
「雪月花時最憶君(雪月花の時 最も君を憶ふ)」による語。
雪・月・花という自然の美しい景物を指す語である。以上、wikiより城を後にしたら、お次はなんてったって道後温泉です。
松山に来たらやっぱ行っとくしかないでしょ。
再び路面電車に乗り、終点で下車します。
さすがに有名な温泉だけあって、建物の外も観光客でいっぱい。

うーむ、風情がある。
ここでは少し高めの料金プランで、普通に入浴するだけでなく
浴衣を着て2階の畳の間でマッタリとできて
お茶とせんべいをいただけます。
さらに、かつて皇族だけが利用できた「又新殿」と呼ばれる
玉座の間や、最高級の御影石で造られた風呂、
畳敷きのトイレなんかもガイドつきで観覧できます。
(写真撮影は禁止になってます)
せっかくなので奮発してその「霊(たま)の湯」の
2階一般席コースを選んだんだけど、火傷に近い日焼けのため
腕や肩まで湯につける事もできず温泉を満喫できなかった。
何より、腕だけ真っ赤で他は真っ白って感じだったんで
他の客に「何事?」とジロジロ見られた。
それでもいちおう熱い湯でサッパリしたあとは
フェリーの時間まで街をぶらぶら。
土産物屋のふくろう人形7体セット(¥1000)に心を奪われた。

市内観光を楽しんだ後は港に向かいフェリーに乗り込む。

最初は雑魚寝の2等船室の予定だったんだけど、
2等グリーン(寝台。¥1700の追加でOK
※2004年当時)が取れたので
ぐっすり眠ることができた。
毛布が腕をこするたび悲鳴が出そうになったけど、
今ではそれもこれも良い思い出。
そして翌朝には大阪へ。
こうして、しまなみ海道チャリ横断ツアーは終わりを告げたのでした。
教訓:夏の旅は日焼け対策をしなければ地獄を見る。

腕のつけね部分、白いトコが日焼けしてない部分。
このあと手の甲から腕全体皮めくれたり、
病院行ったり、大変だったです。みんなも気をつけて。
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